写真：YOUTUBE
「ムハンドジョン（無限挑戦」は韓国のバラエティーを代表する番組で、土曜日は皆これを見ているというほどだった。出演者たちは現在韓国芸能の頂点にある人たちだが、ムハンドジョンの始まりには無名の芸能人を出演させていろいろ見せてくれる番組だった。最初回でメインMCであるユジェソックさんはこう語った。”超一流の芸能人になるための無限なプロジェックト！”当時には無名の芸能人だった本人もこれが予言になるとは思えなかったはずだ。出演者たちはバラエティーはもちろん音楽、ギャグなどの分野でトップの人たちになった。
でもこの番組は数十年間韓国で一番愛されてきた。ただのバラエティーではないときには苦しかった国民の心を暖めてくれた番組だ。
こうして笑いと人気はもちろん民中と社会にメッセジーを伝えるコンテンツはまたいつ会えるだろうか。ドラマ、音楽、映画などのコンテンツ全版に比べてみてもこのムハンドジョンほどの番組を企画することはできるだろうか。
ムハンドジョンが残した成果は沢山ある。各人物にカメラを配置してキャラクターを生かした撮影方法は以後にもバラエティーの撮影に大きな影響を与えた。バラエティーとしてできることは全部やった。定番だったスタジオー撮影方式から外で行われる進行で注目された。今も韓国のバラエティーはスタジオーよりも外で行われる場合が多い。
これはただの笑のためではなく政治的な批判、苦しんでる国民へのメッセジー、忘れていた問題の自覚などで実際に社会的に話題になって韓国を変えていた。２０１２年にあったMBCのストライキでムハンドジョンは１４２日間放送長期中止に入った。うれてる番組が４ヶ月休むとはとんでもないことだったが、むしろ製作システムを見直すことでストらキーが終わった後も変わらない強さを見せてくれた。
最近は沢山の人に懐かしさを呼び起こしたプロジェックトは、昔解散したHOTの公演だった。１９９０年代に大きな社会現象とも呼ばれたHOTを招いて公演をした。女子高校生だったファンたちは今は母親になって、社長になって, 大人になって自分の歌手を歓迎してくれた。ファンではない人も感動してしまうすばらしい公演を企画してくれた。
こんなに意味深い番組にもうさよならを告げないといけない。メンバーたちが起こした問題とか一時は企画能力を疑われたこともあるが、ムハンドジョンは間違いなく韓国国民にとって大事な存在だった。
