ホテルは家になれる？

ホテルは家になれる？

写真：YOUTUBE

   韓国のラッパー歌手’ドキ’が住んでいたところから引っ越したところが最近話題になっている。ソウルのヨンサンにある特級ホテルのペントハウスに引越して’ホテル長期泊まり’が注目を集めている。
　この間ドキがすんでいたところは住宅と商店の複合建物のペントハウスだった。専用空間が240平方メータルで部屋が6室があるところだが、”狭すぎて引っ越します”と語った。引っ越したところはホテルでたった2室しかいないし広さは425平方メータルである。1日宿泊だけで6、969、000ウォン（税金抜き）を払わないといけない。
　では、これだけの金を払ってホテルを選択する人の心理はなんだろうか。ホテルに住むにはどれほどのお金が必要か、一般人も住むことができるだろうか。ホテル長期泊まりについて調べてみた。
ーなぜホテル化って？何も気にしなくていい殻です。
　ホテルに長期泊まりをする人たちの職業は色々だ。ソウル江南（ガンナム）にある5星級のホテル関係者はこう語る”ビジネスのために韓国をたずねた外国系企業の役員とか国内企業の役員、政治家、芸能人、そのホテルで勤めている有名なシェフなどの方々が住んでいます。期間は何週間から数年住む人もいます”
　ホテルをハウスとしてすんでいる代表的な人はロッテグループのシンギョクホ会長だ。シン会長はソウルソンブックドンとギョンギドにも自宅がある。でも最近までソウルのロッテホテルの新館34階に住んでいた。前デウーグループ会長も1999年2月から10年ほどソウルのナンデムンにあるミレニアムソウルヒルトンホテル２３階にあるペントハウスで住んでいた。外国ではブランド”シャンネル”の創立者であるガブリエルシャンネルが１９３７年から１９７１年に死亡するまで’リーツパリ’に居住していたのが有名だ。
　この人たちがホテルを選んだ理由はなんだろうか。ほとんどは’便利さ’が理由だと言う。ホテル関係者によると”広い家に住む人は家事を手伝うメイドを雇用しないといけないが、これがストレスになる場合が多い”と言いながら”ホテルに住むと人を直接雇用する負担が無くなって掃除や洗濯などの家事をしてくれるので何も気にしなくていいです”と語った。２００４年に約８ヶ月ほどホテルに泊まったと言う韓国の有名な歌手パクサンミンさんも最近出演した番組で”ホテルの生活はシステムがあり何も気にしなくていいから便利でしたね”と言ったこともある。
　地理的な理由もある。高級ホテルはほとんどがソウルの江南（ガンナム）とかジョンロみたいに中心部にあるため移動にも便利だ。ルームサービス、高級サウナ、運動ができる施設などが全部ホテル内にあるのも魅力的だ。
　ではその代価はいくらだろうか。毎月に沢山の現金が必要だと知られているが、これは事実とはちょっと違う。実際に’有名’だから割引をしてくれる場合もある。Aホテルは一泊５０万ウォンの部屋を朝食付きで３０万ウォンを払って泊まった有名人もいた。
　ホテル長期泊まりはけしてお金持ちために存在するわけではない。一般人も選択する場合が増えている。ホテルとマンションを合わせたレジダンスが注目されている。かんたんな調理器具と洗濯機が合って長期泊まりの客にぴったりだ。一般マンションよりは高いけど位置的な面と便利さで人気がある。