加熱するだけで終わる、ミールキット

加熱するだけで終わる、ミールキット

写真：YOUTUBE

ミールキットとは食材とレシピが一緒に入っていて入れて加熱するだけで完成できるセットのことを言う。2012年に創業したアメリカ最大のミールキット企業であるブルーエイプロンの成功で沢山のスタートアップ企業たちがここに目を向け始めている。でも現在のミールキット市場は成長が止まっている。ほとんどの理由は高いマーケティング費用と客の減少だ。特にブルーエイプロンは2017年6月にニューヨーク証券市場に上場されてから6ヶ月でCEOが退任された。
　2012年に登場したブルーエイプロンは1ヶ月に平均800万個のミールキットを販売しながら成長した。するとこれを見ていた新しい企業たちが進入してきた。この間ミールキット配送市場は約15億ドールで大きな市場だった。全世界で有望な事業と評価されていたがもうアメリカでは違う評価をもらっている。ミールキットの始まりであるブルーエイプロンだけではなく2017年9月にALBERTSONに買収されたプレイティードみたいなミールキット企業たちは大変な状況になった。
　一番問題は価格。1人分のミールキットの値段は約10ドールで、安い食堂での外食ができる値段だ。食材を新鮮な状態で客に届けるのは費用が掛かって高くなってしまう。ブルーエイプロンは初購買の客に割引を提供するなどのイベントを開催したが、足りなかった。
　一番恐ろしいのは小さい今日よりも大手企業の進入だった。アマゾンは2017年7月に”あなたはシェフになってください。準備は私たちがします"と言うスローガンを公開した。実際にアマゾンがミールキットを生産するとブルーエイプロンの株は裁定を記録してきた。ウォールマートも動き出した。
ウォールマートは2018年以内に280っ所の2000店に自社のミールキット製品を発売すると発表した。ブルーエイプロンのミールキットは9.99ドールでウォールマートのミールキットは8ドールからで価格の差が存在する。
　既存のミールキット事業は客が定期配達を申し込んだら家までミールキットを届けるシステムだった。でも2017年に発表された報告書である「THE　MEALKIT　OPPORTUNITY」によると、直接マーケットでミールキットを購入する消費者が２６．５％増えた。マーケットで買ったほうが便利だからだ。
　材料に手を入れて配送するのは難しいことではないが、沢山の人がこのアイディアを模倣して競争が激しくなってきたのだ。ブルーエイプロンは新しい計画を立てているがどうなるかはこれからの問題だ。